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悉皆屋-着物なんでも相談-
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着物なんでも相談′ウ記事内容-

【636】 振袖なのですが

 

[お名前] 沢田

[書込み時間] 2011/08/27/(Sat) 00:53 

成人式の振袖が先日出来上がってきました。

前側が赤地、後側が肩のあたりと左袖が赤地で背中の途中からと右袖が白地になっている着物です。

袖なのですが、お店で見たときは、左前袖が赤地で途中から薄紫色で熨斗柄、袂が無地の濃い紫色でした。

ところが出来上がってみると袂の濃い紫の部分がカットされていました。

赤から薄い紫、そして濃い紫へのグラデーションが気に入っていましたし、熨斗柄のたなびく感じも消えてしまいショックでした。

仕立てる前に店員さんにはわからないものですか?
取りに行ったときも説明がなく、家に着いてはじめて見てビックリしたのですが・・・

何だかというか、とても残念なのですがこのまま着るしかないのでしょうか?返品は出来ないものですか?・・・よろしくお願いします。



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【636-1】 悉皆屋主人からの回答

 

着物は美術品として飾るなら別ですが、身にまとうものです。
柄がどうこうよりも、着る人の寸法が優先されますので、
思ったように柄が出ないとか、脇で柄がズレる、途切れるといった事案はよくあります。

しかし、今回の沢田さんの件は袖丈の問題ですから、
「もうちょっとなんとかならんかったんかい!」と言いたいところですよね。
袂の縫込みが十分残っておれば、袖丈を伸ばして仕立て直しを命じることはできるでしょうが、
お話しの様子だと、相当短くなってるようですから裁ってしまってるでしょうね。
残布があれば、カケツギをした上に、金加工や刺繍で継ぎ目をごまかして伸ばすという方法もあります。

さて、返品云々の問題ですね。
トラブルの相談はちょっと本サイトの趣旨から外れますので、
ご勘弁願いたいところではありますが…。

恐らく、購入されてそのまま仕立てを依頼されたのでしょう。
そのときに、伝票に仕立て寸法なども書かれていませんか?
その寸法と違って上がってきたのなら、店員さんではなく、それは和裁士さんのミスです。
これは強く言ってもかまいません。
しかし伝票通りに上がっているのなら、文句は言えないです。
「これだけのお買い物で、これだけの金額ですね。寸法はこうこうですね。」
と、お互いに書面で確認し合うのが伝票の役割ですから、
そのときに「うん」と言ってしまっておれば、店側に非はない道理です。
「お任せします」と言ってしまったときも同様ですね。

次に、その袖丈が適正であったかどうかです。
振袖は留袖(袖の短い着物という意味で)と違って、
着る人の身長よりもアイテムとして固有の長さがあります。

婚礼のお色直しに着られる大振袖(本振袖)
成人式など、一般的な中振袖
礼装よりは洒落着としての性格の強い小振袖
があります。

大振袖は袖丈が三尺~三尺三寸くらい
中振袖は二尺四寸~二尺八寸くらい
小振袖は二尺~二尺三寸くらいです。
沢田さんの着物はこの中振袖の範囲でしょうか。
センチで言うと、90cm~106cmです。
仕入れ(既製品)の商品はほとんどが中振ですから、
柄もこの寸法できれいに出るように企画されているはずです。

沢田さんの振袖が中振の袖丈だとして、それでも柄が切れているのであれば商品企画の失敗です。
販売する前にそのことに気づくのは、よほど老練な店主でないと難しいでしょうねえ。
昨今の体格を鑑みて、わざと大きめに作っているのかも知れませんが、
そこは融通の利くようにデザインしないといけません。


【635】 帯

 

[お名前] 真理

[書込み時間] 2011/08/09/(Tue) 16:57 

踊りに使用している角帯が柔らかくクタクタになってしまっているのですが糊等を使ってパリッと硬くする事は、出来ますか?
また、そのやり方を教えて下さい。



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【635-1】 悉皆屋主人からの回答

 

ちょっと時間ください。
帯は専門外なのでよく知りません。
実は私自身の角帯もクタクタで、なんとかできるものならなんとかしたいものです。

帯業界の人間をつかまえてたずねてみますので、
2~3日後にもう一度覗いてみてください。

【635-2】 悉皆屋主人からの回答

 

結論から申しますと、なんともならないそうです。
「安いのがあるけど、どうだ」と言われてしまいました。

糊を使うことはありえないと思います。
染色の立場から知識を披露しますに、
綴れの帯は、水に通すと縮んでしまうので染められません。
その理屈からいくと、角帯も濡らすと縮んでカチッとなってくれないかな?
いやいや、生半可なことを言うものではありませんね。

西陣の人間がダメだと言うならダメなんでしょうねえ。

【635-3】 悉皆屋主人からの回答

 

着付け師さん、
といっても、美容室とかのそれではなくて、
俳優さんや舞踊家さんの本番の着付けをする方が身近にいらっしゃいまして、
その方に私のを見せて相談してみますと、
「あ、これは芯をいれたらいいです。私がやってあげましょう」と言われました。
芯を入れるとよいみたいです。


【634】 丸洗いは不安 シミあり

 

[お名前] 斉藤

[書込み時間] 2011/08/07/(Sun) 12:09 

留袖・比翼の胸元内側にシミあり。(着用時は見え   ない)
   袖、裾、目立った汚れなし。
長襦袢・襟芯全体が茶色っぽい。
袋帯・しみ3㎜あり。

7月31日に着用しました。しまう前にしみ抜きだけで良いですか?それとも丸洗いもした方がよいですか?気に入っている着物でクリーニングに不安があります。しみ抜きは必要だと思いますが、判断が付きません。ご教授お願いできますでしょうか。



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【634-1】 悉皆屋主人からの回答

 

丸洗いは揮発溶剤でザッと洗うだけなので、
油脂系の汚れが少々落ちるぐらいです。
ひとつひとつのシミまでチェックしませんし、
食べこぼしや汗など、水溶性の汚れは落とせません。
クリーニング店でよくあるのは、シミ抜きまでパッケージ化して、料金設定をしてあるものです。

シミ抜きだけでも十分ですが、しばらく着用の機会がないのであれば、
丸洗いまでしておいたほうが、より念の入ったことになります。
丸洗いはプレス仕上げがつきものですから
(ドラムで回すので、洗いっぱなしだとクシャクシャです)
次回着るときに気持ちよく着ることができます。
今シーズン中に着用の機会があるのであれば、
シミ抜きだけにしておいて、
シーズン最後に丸洗いもしておかれるとよいと思います。

襦袢の衿芯というのがちょっとわかりません。
衿芯はよくあるのはプラスチック製のやつで
衿の形をピシッとさせるためのアレですよ。
地衿のことをおっしゃってますか?
それはもう着用時には半衿をかけられるでしょうから、
そのまま放置して辛抱するか、
気になるなら取り替えてしまったほうがスッキリします。

よく質問されるのが
「丸洗いは何ヶ月に一度ぐらいするべきか?」というものです。
何ヶ月とか、何回着用とかじゃなくて、
汚し具合とか、その人の着用サイクルとか、
そういうことが判断の要素になりますので、
なかなかスッキリとした回答をして差し上げることができません。


【633】 お尋ねします…

 

[お名前] 山本

[書込み時間] 2011/07/21/(Thu) 05:01 

はじめまして。祖父から越後上布の着物を貰っていたのを思い出して、今年の夏に着物に挑戦してみようと出してみたところ、かなりきつい折りシワが出来てしまってました。ハンガーに吊って様子をみているのですが、しわを伸ばす方法は無いでしょうか?

まったくの素人質問で申し訳ありません。



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【633-1】 悉皆屋主人からの回答

 

山本さま
素人さんを主な対象としたサイトなので、
どんな質問でもよろこんでお答えします。

シワがつきやすいというのが上布の弱点ですね。
なかなか吊っているだけではシワは伸びないでしょう。
上布(=麻)と絹では性質が違います。
上布や綿は濡れても絹のように縮みません。
水に対して、正絹ほど神経質にならなくていいです。
霧を吹いてしばらく置いておけばかなり改善されるはずです。
それでもダメなら、当て布アイロンをしても大丈夫です。


【630】 お世話になっております。

 

[お名前] 藤田

[書込み時間] 2011/07/09/(Sat) 19:28 

度々、御丁寧なご回答を頂き、有難うございます。

例の振袖は、前回の呉服屋さんで、問題の箇所が見えないギリギリの長さまで、裄を出して貰うように頼んできました。
ヤケの方は、うっすら程度なので、もうこのままにします。
呉服屋さんに、「そんな気にする程でもないですよ。」と言って頂いたので、幾分気持ちも治まりもした。

選んだ振袖の地色は、母の好きな色だったので、着れるのは、やっぱり嬉しいです。

そうですよね ....
思い起こせば、私もこの振袖を選んだ一番の理由は、
色と柄が気に入ったからです。
多種類のお花がびっしり詰まった今風の物は、余り好みでないので、垂れ桜をバックに部分的に柄が入った、ちょっと昔風のデザインが粋に見えたのです。
店員の、「昔の絹の方が質が良いですよ。」の言葉にも惹かれました。
そして最後は、やっぱりお値段です。
元値からの差額です。
それくらいで、もう決めてしまってます。

友禅と聞くと、手描きが普通で、まさか印刷なんてあるとは思いませんでした。
(振袖のカタログに、良く絵筆を持った職人さんの写真が載ってますが、あれはちょっと詐欺ですよね?!)

本当に、次からはちゃんと知識を入れて、賢い消費者になろうと思います。

今後もちょくちょくこちらのサイトを、覗かせて頂きますので、益々、これからも頑張ってください。







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