丸洗いは揮発溶剤でザッと洗うだけなので、 油脂系の汚れが少々落ちるぐらいです。 ひとつひとつのシミまでチェックしませんし、 食べこぼしや汗など、水溶性の汚れは落とせません。 クリーニング店でよくあるのは、シミ抜きまでパッケージ化して、料金設定をしてあるものです。
シミ抜きだけでも十分ですが、しばらく着用の機会がないのであれば、 丸洗いまでしておいたほうが、より念の入ったことになります。 丸洗いはプレス仕上げがつきものですから (ドラムで回すので、洗いっぱなしだとクシャクシャです) 次回着るときに気持ちよく着ることができます。 今シーズン中に着用の機会があるのであれば、 シミ抜きだけにしておいて、 シーズン最後に丸洗いもしておかれるとよいと思います。
襦袢の衿芯というのがちょっとわかりません。 衿芯はよくあるのはプラスチック製のやつで 衿の形をピシッとさせるためのアレですよ。 地衿のことをおっしゃってますか? それはもう着用時には半衿をかけられるでしょうから、 そのまま放置して辛抱するか、 気になるなら取り替えてしまったほうがスッキリします。
よく質問されるのが 「丸洗いは何ヶ月に一度ぐらいするべきか?」というものです。 何ヶ月とか、何回着用とかじゃなくて、 汚し具合とか、その人の着用サイクルとか、 そういうことが判断の要素になりますので、 なかなかスッキリとした回答をして差し上げることができません。
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