蒸気アイロンがいいというのは確かにそうですが、 手ぬぐいに霧吹きで代用できるものかどうか、 ということがポイントですね。 霧の量、つまり水分量を適度に加減すれば大丈夫です。
絹は形状記憶合金のような性質があって、 水分と熱を与えると、その時の形を保とうとします。 絞りの着物は絹のその性質を利用したものです。
今回のご相談のような場合、水気が多すぎると、着物に水型がついてしまうのと、生地が縮んでしまう恐れがあります。 もし失敗してもプロに頼めば直してもらえますから、 そこは思い切ってチャレンジされてもいいと思いますが、 それよりはスチームアイロンを購入される方が、よりよい選択とも思います。
ちなみに、アイロンのない昔は「寝のし」ということをやってました。 きれいに畳んで布団の下に敷いておくだけのとこです。 体から発する湿気と体温でシワが伸びます。
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